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授業映像
「考え、議論する道徳」の授業づくりの参考となる工夫のポイントを、実際の授業の映像と授業者へのインタビューを通して紹介します。
校内研修において「自分ならばこういう工夫をする」といったことを話し合うなど、様々にご活用ください。
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- 学年
- 小学校第3学年
- 内容項目
- B 友情、信頼
- 教材名
- 絵葉書と切手(「みんなのどうとく3」Gakken)
- 教材の概要
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絵葉書の料金不足を友達に伝えるかどうか葛藤する主人公が、これまでの友情を振り返り、相手の立場に立って考え、言いにくい内容も伝えることの大切さへの気付きを通して、友情や信頼について深く考える教材。
- 指導のポイント
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・児童が問題意識をもち、ねらいとする道徳的価値について主体的に考えられるようにするために、役割演技を取り入れた授業
・板書が児童にとって思考を深める重要な手掛かりとなるように、児童の発言を意図的に分類して示す板書の工夫を行った授業
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- 学年
- 小学校第5学年
- 内容項目
- D 感動、畏敬の念
- 教材名
- 宇宙から見えたもの(「道徳5 きみが いちばん ひかるとき」光村図書)
- 教材の概要
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宇宙から見た地球の姿や、地球上の川や砂漠などの風景が生き物の細胞に似ていることから、地球も生きている大きな生き物であり、人類を「宇宙船地球号」の乗組員として捉えることで、地球の素晴らしさや、宇宙の広がりに思いをはせる。
美しいものや気高いもの、人智を超えたものに触れて感動することのすばらしさを感じたときの思いについて考える教材。
- 指導のポイント
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・美しいものや気高いものに触れ、感動することのすばらしさを、自分との関りで深める授業。
・ICT機器を使った、自分と他者との考えの共有などを通して、自己の生き方についての考えを深める授業。
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- 学年
- 中学校第2学年
- 内容項目
- C 家族愛、家庭生活の充実
- 教材名
- 一冊のノート(「私たちの道徳 中学校」文部科学省)
- 教材の概要
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祖母と同居する「僕」は、物忘れが激しくなっていく祖母に疎ましさや腹立たしさを感じていた。しかしある日、一冊のノートに書かれた祖母の苦悩や家族への深い愛情を目の当たりにした。「僕」は、いたたまれなくなり外に出た。庭の片隅でかがみこんで草取りをしている祖母の姿が目に入り、「僕」は黙って祖母と並んで草取りを始める。
- 指導のポイント
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生徒の思考に沿った発問や、生徒相互の考えを深めるICTを活用した話合いにより、「家族の在り方」について、生徒が自分自身の問題として多面的・多角的に考える授業。
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- 学年
- 中学校第3学年
- 内容項目
- D 生命の尊さ
- 教材名
- キミばあちゃんの椿(「私たちの道徳 中学校」文部科学省)
- 教材の概要
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病気のために入退院を繰り返している主人公が、「親にも心配や迷惑ばかりかけて心苦しいし、何のために生きているのかな、生きていても仕方がないのじゃないかと思ったりすることもあるんです。」と話す。キミばあちゃんは、主人公に、広瀬淡窓の人生話を伝える。主人公は、淡窓の生き方を知り、自らの生き方を変えていこうとする。
- 指導のポイント
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・ICT端末を活用し、他者の考えに触れ、さまざまな側面から生きるということについて考えようとする授業。
・自分自身の生命に対する考え方や態度を振り返り、一人の人間としてこれからどう生きていくか、考えを深めようとする授業。
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- 学年
- 中学校第1学年
- 内容項目
- A 節度、節制
- 教材名
- 古びた目覚まし時計(「新訂 新しい道徳1」東京書籍)
- 教材の概要
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父親の中学生時代に目覚まし時計との出会いによって望ましい生活習慣を身に付けたという昔話を聞いた主人公が、時間を守ることの大切さについて考える。
学校生活に慣れ、気の緩みが出やすい時期の生徒が、自分自身の生活を振り返り、時間を守ることの大切さを考えることで、望ましい生活習慣について考えを深める契機となる教材。
- 指導のポイント
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生徒の発言に対して、ねらいに迫るため、教師がさらに発問や声かけを適宜行い、生徒の多様な考えや気付きを引き出すことを通して、生徒が自分事として心身の健康の促進を図ることについて考えを深めていく授業。
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- 学年
- 中学校第1学年
- 内容項目
- B 思いやり、感謝
- 教材名
- 金色の稲穂(「新・中学生の道徳 明日への扉1」Gakken)
- 教材の概要
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主人公の「健太」は、父の代わりに米作りをすることになり、父の親友である「田中さん」に教えを請うが、田中さんの言い方に腹が立ち衝突する。健太は田中さんに見放されたと思い込んだが、稲刈りの時、田中さんや近所の人に見守られていたことに気付き、その後、健太は10年間田中さんの稲刈りを手伝っている。
「思いやり、感謝」をどのように受け止めて、それをどう相手に伝えるのかという視点から「人間としての心の在り方」について考えを深めていく教材。
- 指導のポイント
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・道徳的行為に関する体験的な学習を取り入れた授業
・ICTを活用し、生徒相互の対話の時間を十分に確保したり、生徒一人一人の学習状況や道徳性に係る成長の様子等を1単位時間のみならず継続的に蓄積したりする授業
・生徒への支援、本時のねらいにせまるための役割演技等、2名の教師による協力的な授業
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- 学年
- 小学校第6学年
- 内容項目
- C よりよい学校生活、集団生活の充実
- 教材名
- 小さな連絡船「ひまわり」(「新訂 新しい道徳6」東京書籍)
- 教材の概要
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東日本大震災の際に気仙沼市大島で、島民のライフラインである連絡船の運航をいち早く実現させた菅原さんの思いを考えることで、集団の中での自分の役割に気付くことができるようにするとともに、よりよい社会集団を形成しようとする心情を育てる教材。
- 指導のポイント
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集団での自分の役割に気付くことができるようにし、一人一人がその役割を果たす大切さについて話し合うことを通して、よりよい社会集団を形成しようとする心情を育てる授業。
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- 学年
- 中学校第2学年
- 内容項目
- C 国際理解、国際貢献
- 教材名
- むこう岸には(「中学道徳2 きみがいちばんひかるとき」光村図書)
- 教材の概要
- 川を隔てた村同士には偏見と差別があり、少女も「むこう岸の村」に偏見を抱いていた。しかし、ある日少年が向こう岸から手を振り、最初は無視していた少女もついには笑顔を返した。少女はその後、少年の家族と接し、彼らも自分たちと同じ普通の生活を送っていることを知る。2人は友人となり、将来「川に橋をかける」という夢を抱く。国際的な相互理解の意欲を育む教材。
- 指導のポイント
- ICT端末を用いて、生徒一人一人が3つの視点から考えたことを他者と共有し、それをもとに交流することで、「国際理解、国際貢献」について多面的・多角的に考え、深めようとする授業。
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- 学年
- 小学校第6学年
- 内容項目
- C 家族愛、家庭生活の充実
- 教材名
- お母様、幸せ?(「かがやけみらい 小学校道徳6年」学校図書)
- 教材の概要
- ダウン症の書家、金澤翔子さんとその母、泰子さんの手記を教材化したもの。二人がお互いを思い合う姿が描かれている。金澤翔子さんと泰子さんの気持ちについて考えることを通して、親子が深い信頼関係で結ばれていることに気付き、子供自身も家族との信頼関係の中で育っていることを再認識し、家族の幸せを求めて進んで役に立とうとする心情を育む教材。
- 指導のポイント
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・文字が苦手な子供も教材内容を把握しやすくするため、ICTを効果的に活用した授業。
・登場人物の翔子さんの心情を先に問う等、発問とその順序性を意識することで、本時のねらいに含まれる道徳的価値にせまる授業。
・二人の思いを対比させて並べる板書。
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- 学年
- 小学校第1学年
- 内容項目
- A 善悪の判断、自律、自由と責任
- 教材名
- うんどうぐつ(「新・みんなのどうとく1」Gakken)
- 教材の概要
- 友達の靴を隠している「しげたさん」を見つけた主人公は、「だまっていろよ。」と口止めをされる。下校の際に、靴を探して困っている友達を見て、主人公は、「しげたさん」に向かって、「靴、出してあげなよ。」と言おうとするが、言い出せない内容。善悪の判断をした上で、よいと考えた行為をすることが難しい場面に焦点化し、「言おうと思っただけでもよいことをしたと言えるのか?」という問いについてじっくり考えさせる教材。
- 指導のポイント
- 子供のつぶやきを全体に投げかけたり、子供と黒板の前で話し合ったりするなど、子供の目線に立ち、話しやすくなるような雰囲気を心がけている授業
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- 学年
- 小学校第4学年
- 内容項目
- A 正直、誠実
- 教材名
- あかいセミ(「新訂 新しいどうとく」東京書籍)
- 教材の概要
- 主人公は、店で赤い消しゴムを盗んでしまったことで、どんどん悪い人間になっていくことを感じていく。その後、母親に打ち明け、店に謝りに行く。盗んだ赤い消しゴムのことがずっと気になり続けた主人公が、夜もなかなか眠れなくなった状況や謝りに行くまでの状況を自分との関わりで考え、偽りなく正直に生きることのよさや快適さについての感じ方や考え方を深める教材。
- 指導のポイント
- ・事前の実態調査を踏まえ、子供がいつも自分の心に正直で誠実に、明るい心をもってのびのびと生活する大切さやよさについて考える授業
・導入ではICTを活用してアンケート内容を共有したり、終末では自分自身を振り返りながら、これからの自分について考えたりすることを通して、子供が自己の生き方についての考えを深める授業
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- 学年
- 小学校第6学年
- 内容項目
- D 生命の尊さ
- 教材名
- 命の重さはみな同じ(「新訂 新しい道徳」東京書籍)
- 教材の概要
- 様々な理由で飼い主を失った動物たちを育てる施設に、瀕死の犬が捨てられる。施設の代表は安楽死を勧める獣医を説得し犬を引き取る。犬を必死で助けようとする施設長の姿から「生きとし生けるもの全ての命の重さはみな同じ」という生命を救い守り抜こうとする人間の姿の尊さや、精一杯生きようとする犬の姿から、生き抜こうとする命の強さや素晴らしさについて考える教材。
- 指導のポイント
- ・ペアや小グループで話し合ったりハンドサインを用いたりして、発問に対して子供たちが自分の考えを主体的に表現するための工夫を取り入れた授業
・ICT端末でポジショニング機能を用いて自分や他者の考えを確認したり比較したりすることを通して、子供が自己の生き方についての考えを深める授業
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- 学年
- 中学校第1学年
- 内容項目
- A 主として自分自身に関すること
真理の探究、創造
- 教材名
- 留さんのボギー(兵庫県道徳副読本)
- 教材の概要
- 不利な状況に置かれても自分の揺るぎない信念を持って行動する主人公の姿を描いている。
正々堂々とフェアプレーを貫いた主人公姿から、真実を貫き,理想の実現をめざす生き方について考える。
- 指導のポイント
- 不利な状況におかれた主人公の心情をあらわした生徒の「心情円盤」を手掛かりとして,教師が生徒に発問と問い返しを行うことを通して、生徒の多面的・多角的な思考を促したり、自分事として考え深めさせたりする授業。
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- 学年
- 中学校第2学年
- 内容項目
- C 主として集団や社会との関わりに関すること
社会参画、公共の精神
- 教材名
- すべての人に読書の楽しさを(埼玉県道徳教育教材集)
- 教材の概要
- 病気になり突然視力を失い仕事も辞めざるを得なかった主人公が、視覚障害者の仲間に支えられながら自立した生活を取り戻し、さらに学び直して職業に就くことで社会の一員として社会貢献をしていこうとする姿が描かれている。主人公の姿から、よりよい社会の実現をめざして前向きに生きようとする原動力について考える。
- 指導のポイント
- 困難な状況にあっても、周囲の人たちに支えられながら自立し,さらに図書館職員として同じ境遇にある人たちを手助けしようとする主人公の原動力を,キャリア教育などの体験活動と関連させながら多面的・多角的に考えさせる授業。
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- 学年
- 中学校第3学年
- 内容項目
- D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
よりよく生きる喜び
- 教材名
- 世界を動かした美(日本文教出版)
- 教材の概要
- オードリー・ヘップバーンは、世界を代表する俳優であったが、人生の後半には多くの時間をユニセフでの仕事に捧げる波乱万丈な人生が描かれている。
これまでの名声を手放してまでも、世界中で苦しむ子供への援助活動に献身するオードリーの誇りある生き方から、人間がよりよく生きるためにどうあるべきかを考える。
- 指導のポイント
- ねらいに迫るための構造化された発問によって,生徒の多様な考えや気付きを引き出すとともに,生徒の考えや気付きを基に,生徒同士が対話をしながら学び合い,考えを深める授業
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- 学年
- 小学校第6学年
- 内容項目
- A 主として自分自身に関すること
善悪の判断、自律、自由と責任
- 教材名
- うばわれた自由
- 教材の概要
- 王子である立場を利用して勝手気ままに振る舞うジェラールは、森の番人であるガリューからの忠告に腹を立て、彼を牢に入れてしまう。
その後、内乱によりジェラール自身が囚われの身となり、これまでの自身の行いを振り返る。
本教材を通して、自由に伴う自己責任の大きさに気付くとともに、自由についての考えを深めていく。
- 指導のポイント
- 事前アンケートや思考ツールを活用し、自由とはどのようなことなのか多面的・多角的に考えていく授業。
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- 学年
- 小学校第6学年
- 内容項目
- B 主として人との関わりに関すること 相互理解、寛容
- 教材名
- ブランコ乗りとピエロ
- 教材の概要
- ピエロがリーダーを務めるサーカス団に、空中ブランコ乗りの得意なサムが、他国の大きなサーカス団から招かれてやってくる。そのサムは、スター気取りでピエロの言うことも聞かずに、自分勝手な行動をとり、大王が観覧に来た時には、自分の持ち時間も守らずに演技をし、人気を独り占めにする。大王の前で演技を披露する機会を失ったピエロや団員はサムに腹を立てるが、誰よりも真摯に演技に向き合っていることに気付いたピエロは、サムを受け入れる。人に広い心で接して、自分と異なる立場や考えを受け入れることの大切さについて深く考える。
- 指導のポイント
- 教材の登場人物のそれぞれの立場に立ち、ICT端末を効果的に活用しながら、学級の児童の考えの傾向を確認しながら、相互理解について考える授業