• 教材から何が問題になっているかを見付け出し、登場人物はどのような行動をとればよかったのかを、多面的・多角的に考えることを通して道徳的価値の理解を深めるための発問や指導過程の工夫。
    カテゴリー
    • 工夫事例(指導案)
    • いじめ問題に関する授業実践
    • 道徳教育の推進体制
    • 「道徳の時間」の評価
    • 家庭や地域との連携
    • 障害者理解に関する資料
    • 高等学校を含む資料
    • 授業で使える郷土教材
    実践研究事例
    「考え、議論する」道徳に向けた授業実践~問題解決的な学習を目指した話し合い、表現活動の工夫~
    都道府県
    宮城県仙台市
    学校名
    学年
    中学校3年生
    先進事例
    • 読み物教材の登場人物への
      自我関与が中心の学習
    • 問題解決的な学習
    • 道徳的行為に関する
      体験的な学習
    • その他
    主題名
    公徳心
    内容項目
    C:社会参画、公共の精神
    教材名
    缶コーヒー
    出典
    中学道徳3     明日をひらく
    東京書籍
    提供元
    仙台市教育委員会
    作成
    仙台市教育委員会
    ねらい
    公徳のモラルを大切にし、人間として互いの連帯を自覚し、より望ましい社会を実現しようとする態度を育む。
    主題設定の理由指導の工夫
    主題設定の理由
    ( 1 ) ねらいとする道徳的価値
    道徳の内容項目「4 主として集団や社会とのかかわりに関すること」の「(2)公徳心,社会連帯の自覚」に関する指導内容である。
    最近,若者のマナーやモラル低下が指摘される。その原因の一つに,ゲームやSNSなどの普及により,一人で多くの時間を過ごし,顔を合わせて話をするよりも, SNSでのやりとりが多くなっているため,人間関係が希薄になり,お互いがお互いのモラルやマナーに関心を持てなくなってきたことが考えられる。公共の場において,自分のことだけを考え,周りの人たちに迷惑を掛けている人や,困っている人がいても,気付かないふりをする人もいる。
    そこで,公徳のモラルを高めるために,一人一人が社会の一員としての自覚を持ち,社会全体に目を向け,お互いが安心して生活できる社会をつくっていこうとする社会連帯の精神を持つ態度を育てていくことが大切である。
    (2 ) 生徒の実態
    指導学級は,明るく落ち着いた学級である。修学旅行や合唱コンクールなどの学校行事にはとても前向きな気持ちで取り組み,クラスの団結力を高め,互いへの信頼感を深めてきた。また,委員会や部活動の活動を通して,周りから必要とされている実感や認められる経験を積み重ね,最高学年としての自覚と誇りを持って活動している姿が見られる。
    一方で,一部の生徒がまだまだ自分勝手な振る舞いをしたり,自己中心的な言動を取ってしまったりすることもあり,周囲に不快感を与えてしまう様子も見られる。また,その様子を見て,たとえ不愉快に思っていても,その気持ちを相手に伝えることができず,生活記録ノートに書くことで不満を漏らす生徒もいる。

    ねらいにせまるための指導の工夫
    授業では,社会全体に目を向け,お互いが安心して生活できる社会をつくっていこうとする社会連帯についてじっくりと考える機会を与えるために,役割演技を通して自己の在り方をみつめさせたい。まずは,自分勝手な振る舞いとそれが引き起こす結果を冷静に考えさせたい。そして,自分がその立場に立ったらどう思うか,どんな気持ちになるか,考えさせ,女性の振る舞いには問題があるのか,おばさんはなぜ怒っているのかなど,生徒の思考を深めさせたい。また,多様な話し合い活動の中で,自分の意見と他の生徒の意見とを照らし合わせることで,自分の意見をより深めさせたい。
    これから社会に出て行く生徒たちに,モラルやマナーについて考えを深め,よりよい社会の実現を求めようとする心情を育てていきたいと考える。
  • 教材から何が問題になっているかを見付け出し、登場人物はどのような行動をとればよかったのかを、多面的・多角的に考えることを通して道徳的価値の理解を深めるための発問や指導過程の工夫。
    カテゴリー
    • 道徳科における指導上の工夫事例
    • いじめ問題に関する事例等
    • 道徳教育の推進体制
    • 「道徳の時間」の評価
    • 家庭や地域との連携
    • 障害者理解に関する資料
    • 高等学校を含む資料
    • その他特集(映像など)
    実践研究事例
    「考え、議論する」道徳に向けた授業実践~問題解決的な学習を目指した話し合い、表現活動の工夫~
    都道府県
    宮城県仙台市
    学校名
    学年
    中学校3年生
    先進事例
    • 読み物教材の登場人物への
      自我関与が中心の学習
    • 問題解決的な学習
    • 道徳的行為に関する
      体験的な学習
    • その他
    主題名
    公徳心
    内容項目
    C:社会参画、公共の精神
    教材名
    缶コーヒー
    出典
    中学道徳3     明日をひらく
    東京書籍
    提供元
    仙台市教育委員会
    作成
    仙台市教育委員会
    研究成果

    研究課題